あしたやる

お化粧について思ったことを書いていく予定です。場面でやっていきたいので、多分文章は読みにくいと思います。

底見え

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去年の夏くらいに初めて買ったマシュマロフィニッシュパウダーの底がついに見えました。

 

うれしい

 

 

去年の5月くらいまで、お化粧は一応していながらもあまりこだわりがなくて、なんとなく買ったものをなんとなく使っていて、メイクについて何が可愛いとかこれがおしゃれとか、全然ぴんときていませんでした。(今でもあまりよくわかってはいませんが、なんとなくの傾向を少しずつ把握してきた感じはあります)

 

明確なきっかけは忘れましたが、コロナの状況下で美容に関心を持ち始める人は多かったそうで、私もそうだったみたいです。

 

家にいてすることがなかったり、いい加減何にも知らないでいることがなんとなく怖かったり居心地が悪かったりしていたのが爆発し、私はとりあえずYouTubeでメイク 初心者 みたいなキーワードで検索しました。

 

大学に入学しお化粧を始めてからだいたい6年は経っていたのですが、私の頭の中では、この無知さは初心者を名乗るべきだと囁く声が聞こえています。

 

そこからいくつかの美容系と呼ばれるような動画を見て、shabonというチャンネルの動画が好きになり、インスタグラムをフォローしました。そして、そこから派生してさまざまな動画や投稿をひたすら漁る毎日が始まりました。

 

いろいろな人が言うことを聞きながら、基本的なメイクの手順を覚え、各ステップで留意する点を覚え、その中でよく聞く商品を覚え、外に出られるようになった頃には、駅や街を歩いていると、これはあれが有名なところ…こっちはあれが有名なところ…と知っている名前が増えていることに気づきました。

 

しかし、いくら名前をたくさん覚えても、使用感やその商品の魅力については、自分で使って感じるしかありません。さらに、たくさんおすすめされているからといって、一つ何千円もするものをよくわからず買う勇気は持てなかったため、とにかく今まで使ったことのないアイテムを、なるべく安く入手し、それらの役割を肌で覚えることにしました。

 

所持品の爆増です。

 

機能が同じでも質感が異なっているものも使ってみたくなり、私はこの一年足らずの間にお化粧品の収納方法を幾度となく変えざるを得ないほど、私の所持品全体に対する化粧品の割合が爆増しました。特にリップやアイシャドウは爆増の一途を辿っています。一生使い終わらないのでは?と思いながら、気になったものや憧れたものを、多少既に持っているものと機能や質が被っていても購入してしまうことを繰り返し、使用期限など気のせいだとうっすら思いながら、ぼんやりと生きています。

 

美容系のコンテンツ(私が見ているのは主にインスタグラム、YouTube、あといくつかのキュレーターサイトです)では、たびたび底見えという言葉を目にします。底が見えるくらい重宝して使ったという意味で価値を示す言葉です。そういうコンテンツを提供する側の人たちは、私の爆増する化粧品の量を遥かに凌駕する、想像を絶するほどの膨大な数の化粧品を所持していることが伺えます。その人たちが底見えさせるほどいいと思って使いまくったコスメのことは知りたいです。でも私は、自分でいいと思って多用し、底見えさせた化粧品がありませんでした。

 

(なんとなく買って、これしかないからと思って使っていたアイシャドウパレットの白っぽい色の部分が底見えしたことはありましたが、気持ち的にはノーカンでした。)

 

そして今日ついに、マシュマロフィニッシュパウダーの底が見えたのです。

 

マシュマロフィニッシュパウダーは、とても有名なフェイスパウダーです。お手頃で、フェイスパウダーなのに、肌をすごく自然に均一化してくれます。たくさんつけて保湿を怠ると乾燥しますが、外に全然行かない毎日で、ファンデーションなどを塗って落とすのを大変にしたくない時、よく使っています。

 

私は比較対象をあまり持たず、このよくおすすめされているパウダーがいかに優れているのかをよく知りませんが、それでもほぼ毎日生活を支えてくれてありがとうという気持ちが湧いてきます。そして、今日の午前中、ブラシでいつものようにさっと撫で粉を含ませた時に素早く現れた底を見て、一つ実績を解除できた達成感がありました。

 

それが嬉しかったです。